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Ubuntu15.10でDNSのスレーブ・サーバーを作る

前に、Samba4をコンパイルし、BINDと併せてDNSのマスターサーバーを作る方法を紹介させていただきましたが、スレーブサーバーは簡単にできます。

Debian/Ubuntu系のディストリビューションによるサーバー構築の本は、最も基礎的な日本のUbuntu小グルーフーの第一人者の手になる入門編が1冊しかなく、ここがRedHat系に及ばないところです。英語版ならうじゃうじゃあります。「’Ubunt Server Book」もその一つです。

BINDをインストールしますと、/etc/bindに設定ファイルが生成され、named.confの中に呼び出すファイルがいくつか記述されますが、その中の /etc/bind/named.conf.default-zones;のmasterのところをslaveにするだけで、一丁あがりとなります。

// prime the server with knowledge of the root servers
zone "." {
     type hint;
     file "/etc/bind/db.root";
 };

 // be authoritative for the localhost forward and reverse zones, and for
 // broadcast zones as per RFC 1912
   
zone "it-ishin.com" {
     type slave;
     masters {192.168.1.2; };
     file "/var/cache/bind/it-ishin.com.zone";
};

it-ishin.com.zoneは192.168.1.2のホストの/usr/local/samba4/private/dns/it-ishin.com.zoneと同じもので、このファイルがスレーブサーバーでBINDを再起動させると同時にコピーされます。逆引きの設定ファイルはあまり必要ないので作ってませんが、バーチャルホストを作成している場合、CNAMEという予約後を使って問題ないと思います。

 

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