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Ubuntu16.04LTSで再構築したメールサーバーにメールが届かず、焦りました。

Ubuntu16.04LTSで再構築したメールーサーバー(postfix, dovecot)にメールが届かず焦りました。調べてみましたが、Postfixが起動に失敗していたようです。

クライアントのメールソフト(Thunderbird)に帰ってきたメッセージは、
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Delivery to the following recipient failed permanently:

     nomura@it-ishin.com

Technical details of permanent failure: 
Google tried to deliver your message, but it was rejected by the server for the recipient domain it-ishin.com [117.102.197.65].

The error that the other server returned was:
550 5.1.1 <nomura@it-ishin.com>: Recipient address rejected: User unknown in local recipient table

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postfix01
Debianを元に作成されたubuntuLTSのPostfix。/usr/share/postfixに設定ファイル

何故、構築したUbuntu16.04LTSのメールサーバーにユーザーが存在しないとなるのか、さっぱり分かりませんでした。お手上げ寸前でしたが、/var/log/syslogに下記の致命的エラーが記録されていました。
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localhost postfix/smtpd[49102]: fatal: open lock file pid/inet.smtp: cannot create file exclusively: No such file or directory
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このエラーについて、グーグル先生に聞くと、次のサイトが出てきました。じっと見ていると、致命的エラーの表示の後に、pidファイルが出来ていないというエラーで、良く考えてみるとPostfixが正常に起動していないようです。そこで、グーグル先生に聞きますと、次のサイトが表示されました。http://kajuhome.com/patio_thread/2029.shtml。こちらの内容では、masterというデーモンが不正起動しており、Postfixが事実上、起動していないという内容です。

そこで、調べましたらmasterなるデーモンが起動していおりまして、このデーモンを殺すとPostfixが正常に立ち上がりまして、メールをサーバー上に受信できるようになりました。Postfixについてはさらに詳しく調べてみますが、メール・ユーザー名が正しければ(メールアドレスに間違いがなければ)、受信できるはずです。

※あと、Wordpressの設定を課題に残しています。お手軽に、ubuntu15.04LTSからUbuntu16.04LTSにsudo do-release-upgradeをコマンドでリリースされた場合に、既存のOS、ソフトのアップデートされる場合は、場合によって失敗する可能性があるので、バックアップは必ず取っておきましょう。

※なお、Postfixのインストールの際は、「設定なし」を選択しますと、/usr/share/postfixに三種類の設定ファイルが出来ますが、postfix.distが一番詳しくコメントが記載されていますので、こちらを/etc/postfix/main.cfにコピーして設定を編集した方が良いです。

 

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