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Ubuntu18.04のKernelは4.15ーCinnamonを標準のデスクトップにすりゃいい

Ubuntuのロングサポート版18.04のカーネル・バージョンは4.15のようです。ただし、デスクトップ環境は使いづらいGnome3なので、Gnomeから派生したCinnamonを標準デスクトップ環境にして欲しいところです。

今年4月23日に正式公開されるロング・サポート版(2年間)のUbuntu18.04で採用されるLinuxのカーネルは、4.15系等のもののようです。現在α1を随時アップグレードしていますが、「小物」にとどまり、Linuxカーネルのバッジョンは17.10と同じ4.13系統です。なので、18.04で採用する予定のいわば「小物」のアプリ(デーモン含む)のバージョンアップ版(Ubuntuの開発元のCanonicalが安定動作すると思われるもの)の動作を試し、その上で3月1日に公開予定のβ版でカーネルがバージョンアップされるんだと思います。

α版とは言え、安定版のカーネルを使っているので、デスクトップやデーモン、アプリケーションなどは特に問題なく動いています。例えば、Samba4の最新公開版をダウンロードして、構築が一番簡単なDNS内蔵型のActive Directoy(AD)ドメインを作成したところ、Windows 10 Professionalと問題なくファイル共有が出来ています。その他のアプリももちろん、全部は試せませんが、特に問題なく動いているようです。

ということで、恐らくカーネルが4.15にバージョンアップされるものと思われるβ版が取りあえずの勝負どころかという感じです。なお、公開されると思っていたRC1(リリース候補)は公開されず、最終β版が出て、その後に正式版が公開されると思われます。

Kona LinuxのUbuntu版

デスクトップがUnityからGnome3に変更されてますが、どちらも使いにくいので、Cinnamonをsynapticなどで入れて、試しています。CinnamonはGnome3から派生したデスクトップ環境ですが、Windows 7程度のデスクトップ環境でとても使いやすいし、Windowsから移行してこられた方にも戸惑いがないと思われますので、一層のこと、Cinnamonをデスクトップ環境に採用したらいいんじゃないでしょうか。

なお、日本でデスクトップ環境としてはLinuxがやはり普及しないのは、デスクトップ環境が最大の障害になっているのかな、という気がします。今、パーソナル・コンピューターでカネがかかるのは、CPUとともにメモリの価格です。パーソナル・コンピューターのメインストリームは、スマートフォンになりましたが、スマホが6ギガ以上のメモリを搭載するようになったことと円安のため、メモリ価格が馬鹿高くなりました。マザーボードでは64ギガバイト積めるのに、8ギガバイト2枚で2万円程度はします。

Windows10 Professionalの使用許諾価格は2万円弱ですから、オープンソースOSで使用にカネのかからないLinuxディストリビューションにCinnamonでデスクトップ環境を作れば、何の違和感もなくデスクトップ・コンピューターのOSはLinuxディストリビューションに移行するのではと思っています。なお、Debian/Ubuntとともに二大ディストリビューションであるRedHat/Fedoraも、Cinnamonは簡単に導入できます。

この他、マイクロソフトのOfficeの完全互換ソフトSoftOffice 2018のLinux版も、Mac版とともにSoftMakerから公開されました。KingSoft Officeより少し高いくらいの値段です。

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