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samba,winbindのアップデートに失敗する場合

Ubuntu18.04以降でsamba,winbindのアップデートに、アップデート後のpost処理が出来なくて処理が完了しない場合があります。

だいたい必ずそうなるので閉口していましたが、試行錯誤でやってみた結果、/etc/samba/ディレクトリにあるsambaの動作設定ファイルsmb.confがActive Directory Domain Controller(ADDC)の設定になっているとそうなるようです。

しかたがないので、こちらのsmb.confをsmb-addc.confなどとしてバックアップをとっておき、オリジナルのsmb.confに戻してからsudo apt upgradeとかdpkg –reconfigure -aなどとやると、うまく行きました。なお、これはサイト管理者の環境で確認しただけの話ですので、他の環境では異なるかも知れません。困ったときのお試しというところです。

なお、いつの頃からか、Linuxのデーモン(各種サーバー)の起動方法はsystemctl restart <server>、システム再起動時にデーモンを起動するにはsystemctl enable <server>としておけば良いことになりました。

SambaでADDCを構築した場合は

sudo systemctl restart samba-ad-dc

ですが、samba-ad-dc.serviceというファイルの中身がおかしくなると、再起動に失敗します。その場合は昔常用してました次の文句を打てば、然るべきところに然るべきsamba-ad-dc.serviceを作成してくれます。

sudo /etc/init.d/samba-ad-dc restart

スクリプトの中身を見れば、どのようにしてserviceファイルを作成するかが分かります。

いずれにしても、systemdシステムの採用したため、その詳細を知ることはLinuxの基本中の基本ですので、詳細に調べます。SB CreativeからCentOS/Ubuntu対応のLinux実践入門が刊行ました。なお、Ubuntuサーバー徹底構築は、自宅でサーバーを構築するためのUbuntu面の解説書です。下図はマイナビ調査による「2019年2月Webサイト向けLinuxディストリビューションシェア/円グラフ」ですが、同社によると「2018年4月と2018年5月はすべてのLinuxディストリビューションがシェアを落としたが、以降はUbuntuが上昇傾向を見せ、それ以外のディストリビューションがシェアを減らす傾向が続いている」そうです。

既に述べたように最近、Ubuntuサーバー系の本格入門書が出るようになりましたが、これはRedHat系統一辺倒だった日本(そして世界のIT業界)に大きな変化が生じていることの現れでしょう。

コンピューターのOSは元来、Unixでこれをシングルタスク・シングルユーザーに書き直したものがMS-DOS、グラフィカル・ユーザー・インターフェースを乗っけたものが、Macでしたが、アップル社にOSの自社開発力がなくなったため、Unixから派生したFreeBSDをもとにMacライクなGUIを被せたものが今のマッキントッシュですから、コンピューターのOSの元祖はUnix。

半導体メモリーで世界に冠した(もっとも、CPUはやる気がありませんでした)日本のIT産業はハードはすっかり凋落(ただし、超高機能のiPhone、Androidスマートフォン向けIT製品は中国への輸出で命脈を保っています)しました。OSなどソフトもトロンなどが出ましたが、マイクロソフトに妨害されたと行っても、やはり出来が悪かった。言語もRubyが出ましたが今や、Pythonに押されまくっています。文法がトリッキーすぎる感じがします。

スポーツだけでなく、産業を含む文化・文明の根本を日本の若く、有望な人々に託したいものです。大学・大学院そして文部科学省の改革が切に望まれます。余談だが、AndroidスマートフォンのARM系のSoC(CPU+チップセット)を製作・製造しているARM Holdingsを傘下に収めたのは孫正義率いるソフトバンク・グループだが、同氏は在日韓国人である。ガラパゴス根性に凝り固まった「日本人」とは異なる。

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