最近はAmazon EC2などのようにクラウド・コンピューティング・サービス(必要な時に必要な時間だけサーバーの機能をレンタルするサービス)が流行っていますが、オープン・ソースで有名なものは、RedHat 系のLinux上でJavaを使って開発されたCloudStackとUbuntu上で世界の標準スクリプト言語のPythonを用いて開発したOpenStackがあります。いずれも簡単にはインストールできないものですが、こちらのサイトにインストールについての詳細な手順が掲載されています。とは言っても、なおややこしい。それで、このサイトの運営者の方が、簡単にインストールできるシェル・スクリプトを開発し、こちらに掲載しています。それで、やってみたらともかくもインストールできたようです。
まず、OpenStackの日本の公式サイトはこちらです。また、概念図は次のようです。
日本の公式サイトのドキュメントのコーナーにも分かりやすいすらいどしょーがありますが、こちらの紙芝居も面白く、楽しく説明しています。ということで、サイト管理者もスクリプトがうまく動いてくれるかどうか、挑戦して見ました。結論的には、動作してくれました。下図はOpenStackの管理画面にログインした時の状態です。
若干の注意事項を補足しておきますと、
これらの点に気をつければ、問題なくインストールできました。最新の技術に触れる意味で、有り難いものです。なお、CloudStackの解説書は出ていますが、OpenStackはまだのようです。ただし、英語版は出ています。
OpenStackとCloudStackの「覇権争い」があるようです。JavaかPythonか、という感じがしています。