久しく注目しながら使っていなかったNetBeansですが、遅くとも7.4でCakePHP2/Symfony2/Zend2/FuelPHPが使えるようになっていました。Java/C++/Groovyなどの開発にも使えるようですが、PHPのOnly版がありましたので、ダウンロードしてインストール。Ubuntuでは、$sudo sh netbeans…php….shで/usr/local/以下にインストールされます。
最初にがっかりするのは、フォントの汚いことですが、これは/usr/local/netbeans…/etc/netbeans.confをいじることである対応できます。
次のくだりの一番最後に、lcdの項目を付け加えます。
### on or lcd
netbeans_default_options="-J-client -J-Xss2m -J-Xms32m -J-XX:PermSize=32m -J-Dapple.laf.useScreenMenuBar=true -J-Dapple.awt.graphics.UseQuartz=true -J-Dsun.java2d.noddraw=true -J-Dsun.java2d.dpiaware=true -J-Dsun.zip.disableMemoryMapping=true -J-Dawt.useSystemAAFontSettings=lcd"
サイト管理者はエディタの設定でいつもVLゴシックを選んでいます。それで、cinnamonに登録されているのでデスクトップに起動アイコンを押し、立ち上げます。
ここで、CakePHPのプラグインをインストールします。調べてみると、CakePHPの1/2/3が入っていました。また、Symfony2やZendFramework2、今評判のFuelPHPのプラグインが入っていて、メジャーなフレームワークにほとんど対応しているのには驚かされました。
こうしておいて、/var/www/html/JissenCakePHP2, /var/www/html/KokyakuManagerのファイル群一式を新規プロジェクトとして導入します。
「実践CakePHP2入門」のソースコードは全く問題がないのですが、「即戦力になるためのPHPシステム開発の教科書」は、触ってはいけないとされる「/lib/cake」以下のテスト環境に間違いがあることが赤の線で示されます。ただし、実行は次のようにできます。なお、もちろん、Ubuntu内部でLAMPを動かしています。
なお、最初はCakePHP2が警告を出しましたので、警告メッセージにしたがって修正すると、CakePHP2の警告は消えました。ログインして顧客管理画面に到達したところです。なお、このページが出るまで、著書に紹介されている通り、設定を行う必要があります。
/lib/cakeのテスト環境にエラーが出るのはよく分かりません。ただし、NetBeansはかなり高度な開発環境であり、ソースコードの補完やテスト環境も含め本格的な開発に使えると思います。ただし、Pythonはどうなのかと思う・・・。
※NetBeansはPythonにあまり力を入れていないようです。Python用のプラグインはありましたが、3.x以前の2.7にも対応していないようです。この点は、KomodoIDE/AptanaStudio3が良いと思います。