Ubuntu15.10が2015年10月22日にリリースされたため、全てのホスト(マシン)のUbuntuを15.04から15.10に入れ替えました。Ubuntu15.10のリリース候補版では何故か、Sambaコンパイル版でWindowsにログオン出来ませんでしたが、正式版だと内蔵DNS版、BINDフラット版ともに動作しました。
Sambaの動作確認に当たって気をつけるべきことを箇条書きにしてみます。
- サーバー版では別と思いますが、デスクトップ版ではやはり簡易DNSデーモンのdnsmasqが動作して、これがSambaの動作を妨げるので停止させる必要があります。
$ sudo systemctl disable dnsmasq
で動作停止(再起動後も動作せず)。停止していることの確認は
$ sudo systemctl status dnsmasq
- apparmorがコンパイル版Sambaの作った/usr/local/samba/private/named.confをpermission エラーにしてしまうことがありますので、対策の必要の場合もあります。
- 本格的にイントラネットで使う場合は、内蔵版もしくはBINDフラット版以外のものを使う必要があります。BINDでイントラネット内DNSサーバーを構築すれば、用意されているBINDのためのプラグインを使ったら良いと思います。
なお、15.04から15.10にアップデートするためには、Unity環境に戻しておいたほうが良いらしい。そうしないと、「計算不能。元に戻します」と怒られます。ただし、パーティションを初期化しないで上書きインストールすると、時間はかかりますが、15.04でインストールされているデーモン、アプリを復活させてくれます。
Ubuntu15.10の特長は、
- カーネルが3系列からいきなり4.2系列に上がった。
- デスクトップ版ではLibreOfficeが5系列に上がり、出来が良くなった。
- Unityにかなり改善が加えられましたが、サイト管理者(おいら)はcinnamonを使っています。
- OpenStackが強化された。
- その他、インターフェースが少しく変化してます。
Ubuntu16.04LTSが楽しみですね。