紹介がたいへん遅くなりましたが、翔泳社から待望の「Ubuntuサーバー徹底入門」(中島能和著)が6月13日付で刊行されました。
これまで、Linux系統のサーバー用OSというと、日本ではRedhat/CentOS系が圧倒的でしたが、圧倒的多数のソフト(パッケージ)を擁しているDebian/Ubuntu系のシェアが急増しているようです。Redhat/CentOS系は擁しているソフトが少なく、EPELとかのリポジトリ(ソフト=パッケージの倉庫)を別途に追加しなければなりませんでした。そのこともあって、デスクトップOSとしても採用が鈍いような感じがします。
ということで、日本でも近年、Debian/Ubuntu系の採用がデスクトップ、サーバーのOSとして急速にシェアを広げています。以下は、マイナビのサイト掲載のQ-Successから発表された、2018年5月のWebサイト向けLinuxディストリビューションの世界的なシェアです。
これは、世界的なシェアですので、日本ではRedhat/CentOS系のシェアが大きいでしょう。しかし、基本的にRedhatは、Microsoftの「クローン」に過ぎません。というとで、Ubuntuサーバーの中級レベルの書籍が出版されたのは歓迎すべきことです。